2014年6月26日(木)
公開シンポジウム「人工降雨による渇水・豪雨軽減と水資源」
期 日:2014年6月 26日(木)13:00~17:00
場 所:日本学術会議講堂(1階) 入場無料・事前申し込み不要(定員300名)
東京都港区六本木7-22-34(東京メトロ 千代田線 乃木坂駅 5番出口左)
主 催:日本学術会議農学委員会農業生産環境工学分科会
後 援:日本気象学会、日本農業気象学会、日本沙漠学会、水文・水資源学会
開催趣旨:近年、地球温暖化によって異常気象が頻発しており、また極端気象の発生増加も懸念されている。このような背景のもと、まず気象改良・気象改善の方面から気象・気候コントロールの意味の広い立場から話題提供して論議するとともに、その内の主要な課題である気象災害をもたらす両極端の干ばつ・大雨に関して、その防止対策法に密接に関連するイノベーション技術、すなわち人工降雨法による人工増雨と豪雨・豪雪防止への応用方法および水資源として利用可能な水量確保の方法、特に液体(液化)炭酸人工降雨法を中心に論議する。そして併せて広い気象制御法の今後の発展・方向性について展望する。
プログラム
13:00~13:05
開会挨拶 大政謙次(日本学術会議会員、日本学術会議農学委員会農業生産環境工学分科会委員長、東京大学農学生命科学科教授)
13:05~13:10
趣旨説明 真木太一(日本学術会議連携会員、日本学術会議農学委員会農業生産環境工学分科会副委員長、(独)国際農林水産業研究センター特定研究主査、九州大学名誉教授)
座長:山形俊男(日本学術会議連携会員、(独)海洋研究開発機構アプリケーションラボ)
13:10~13:45
(1)液体炭酸散布による人工降雨実験-2012年2月27日の実験事例-
守田 治(福岡大学環境未来オフィス)・真木太一(日本学術会議連携会員、(独)国際農林水産業研究センター、九州大学名誉教授)・鈴木義則(日本学術会議連携会員、九州大学名誉教授)・脇水健次(九州大学大学院農学研究院)・西山浩司(九州大学大学院工学研究院)
13:45~14:20
(2)液体炭酸人工降雨実験に対する数値シミュレーション
-2012年2月27日三宅島付近で行われた事例に関して-
J. Venkata Ratnam((独)海洋研究開発機構アプリケーションラボ)・゚大西 領((独)海洋研究開発機構地球情報基盤センター)
14:20~14:55
(3)液体炭酸散布による人工降雨実験-2013年の実験事例-
真木太一(日本学術会議連携会員、(独)国際農林水産業研究センター、九州大学名誉教授)・守田 治(福岡大学環境未来オフィス)・鈴木義則(日本学術会議連携会員、九州大学名誉教授)・脇水健次(九州大学大学院農学研究院)・西山浩司(九州大学大学院工学研究院)
14:55~15:10 休憩
座長:北野雅治(日本学術会議連携会員、九州大学大学院農学研究院教授)
15:10~15:45
(4)大量seedingによるレーダーエコーの減衰
遠峰菊郎(防衛大学校地球海洋学科)・脇水健次(九州大学大学院農学研究院)・西山浩司(九州大学大学院工学研究院)・島田正樹(防衛大学校地球海洋学科)
15:45~16:20
(5)異常気象をもたらす気候変動現象の発見とその予測
山形俊男(日本学術会議連携会員、(独)海洋研究開発機構アプリケーションラボ)
16:20~16:55
総合討論 座長:鈴木義則(日本学術会議連携会員、九州大学名誉教授)
16:55~17:00
閉会挨拶 野口 伸(日本学術会議会員、日本学術会議食料科学委員会委員長、北海道大学大学院農学研究院教授)
連絡先:〒305-8686 茨城県つくば市大わし1-1
(独)国際農林水産業研究センター特定研究主査 真木太一
Tel・Fax: 029-838-6635 E-mail: maki(at)*affrc.go.jp
「(at)*」は「@」に置換のこと