2016年12月3日(土)
公開シンポジウム「逼迫する乾燥地の水資源とその対策
―貯水池堆砂と地下水汚染を考える―」
日時予定:2016年12月3日(土)13:00~17:00
場所:宮崎大学工学部 B101教室
趣旨
世界の水利用の8割をカバーする表流水、その資源開発は主に貯水池(ダム)によって行われ、その持続的利用が強く望まれています。しかし、近年、特に乾燥地にある貯水池では堆砂によって利用可能貯水量が大きく減少しつつあります。既存の堆砂対策として挙げられる浚渫等は事業コストが大きく、発展途上地域では経済的負担を理由に実施されてきていません。そこで、貯水池管理を経済的視点から見つめなおし、貯水池底泥の有効利用を軸とした物質循環に基づいた新たな産業を創出し、その収益を貯水池管理に充てる発展途上地域でも実施可能な運用を提案します。発表者らはチュニジアの貯水池から得られた底泥サンプルを得て、その粒度特性と同国が抱える地下水のフッ素汚染状況を考慮し、飲料用水からのフッ素除去を可能とする小型のオンサイト浄水ユニットの開発に取り組んでいます。本シンポジウムでは、その研究成果を広く公開し共有したいと思います。
*科研費補助金 基盤(A) 「サハラ砂漠周縁の水資源に関わる2大問題解決に向けた調査研究」(代表:入江光輝)
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プログラム
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13:00~13:20 「乾燥地における貯水池堆砂問題」
入江光輝 (宮崎大学工学部教授)
13:20~13:50 「Joumine貯水池堆積土を用いたセラミックスの作製」
藤 正督 (名古屋工業大学大学院工学研究科教授)
13:50~14:20 「飲料用水からのフッ素除去-スリランカでの実例」
川上智規 (富山県立大学工学部教授)
14:40~15:10 「未利用資源を用いたフッ素処理資材の開発と性能評価」
袋布昌幹 (富山高等専門学校教授)
15:10~15:40 「スマートデバイスを用いた水質検査技術の開発と性能評価」
間 中淳 (富山高等専門学校准教授)
15:40~16:10 「色情報を用いた水質調査用Androidアプリケーションの開発」
古山彰一 (富山高等専門学校教授)
16:10~16:40 総合討論
18:00~20:00 懇親会(会場未定)
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参加費 無料
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電子メールまたはFAXで,①氏名,②TEL,③FAX,④E-mail,⑤所属をご記入の上,事務局宛にまでお送りください.なお,当日の参加も可能です.
[申込先]事務局:
宮崎大学工学部社会環境システム工学科(担当:入江)
TEL:0985-58-7341 E-mail mt.irie@gmail.com
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会場案内
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バス利用(いずれも「宮崎大学」下車)
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◎宮崎交通バス811番線「木花台方面宮崎大学・大学病院」行
宮崎駅西1番乗り場より約40分630円
宮交シティより約25分500円
◎宮崎交通バス822番線「まなび野方面宮崎大学・大学病院」行
宮崎駅西1番乗り場より約50分660円
宮交シティより約35分540円
◎宮崎交通バス832番線「清武方面宮崎大学・大学病院」行
宮崎駅西1番乗り場より約45分660円
宮交シティより約30分540円
◎宮崎交通バス835番線「清武方面熊野経由宮崎大学・大学病院」行
宮崎駅西1番乗り場より約55分660円
宮交シティより約40分540円
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タクシー利用
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◎宮崎空港から:約20分 2100~2500円程度
◎JR木花駅から:約10分 800~1000円程度
◎JR清武駅から:約15分 1500~1900円程度
◎JR南宮崎駅から:約25分 2400~3000円程度